( ( ) ( ( A f #002 濱部玲美編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #002;

日時:2020年8月27日 (木)18時〜 @COCCA
  • プレゼンテーター:濱部玲美
  • ファシリテーション:河上さん
  • レコーダー:まほさん
  • 参加者:15名(よっしーさん、今津さん、北川ひろさん、姫路さん、松さん(関学助教)、秋松さん、濱部玲美、出口かなさん、まーさん、松田さん、熊谷さん(YOBI)、田中さん、白川れつさん(ライター)、細川さん(アートディレクター)、奥田さん(建築家/リモート参加)

当日の音源:
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プレゼンテーション
■混沌とつなぐ遊び場 〜これから創りたいものとその考え方〜

●人•動物・物との間柄、距離感はどこか一方的である
●能動的な関わり方とは→余白を残す編集を心がけることが大事だと感じている

 

影響を受けた教育『レッジョエミリアアプローチ』
•子どもたちの100の言葉
•小さい街のなかにある20以上の幼稚園が連携して学びの共有を行っている
•答えのない問題を解く人、それを記録する人に分かれて遊びながら学ぶ
•訪れた時の教育は『死』をテーマに子どもたちにとっての死の定義を導くプロセスを行なっていた
•大事なのは子どもたちの空間を作ること←日本で環境が作れなければこの教育方針を真似ることは作ることは難しい

実践
•昨日起こったことを新聞記事にする実験
•頭文字だけ与えてみんなストーリーをつなげる巨大絵本実験
-両親からのクレームを受けたこともあり、日本の教育方針の自由さ、柔軟さの壁を考えるキッカケに。
•料理人と行った食のプロセスを五感で感じる場を子どもたちに開く実験
-仕込み中に入ってきてもらう、それを見ながら子供達に思ったことを擬音語で発信してもらった動画
とプロセスで生まれた言葉の展示たち

投げかけ – 種 –
・アートと学び次世代のために混沌をつなぎ生活(咀嚼)に落とすことはできるか
・日本でそういった場を作るためにどういう場であれば適しているのか



ディスカッション
●カッコ()を開いていきたいという問いに、その必要がないと答えたのはなぜか??
→陰と陽の関係(人間の関係において)が混ざり合うことが面白いと思ったから無理に混じ合わせる必要があると思わない。
●混沌とは、価値観の違うモノ同士がまじること
●日本は島国で外国のような混ざり方がなかったからではないか
●レミさんは陽だけではなく、陰を持っているから陰との関係性を作るのがうまい
 ↑自身が表裏一体の要素を持っている・・・この仕事をするキッカケになったことは?
●障害を持つ人との関係にヒントがある
●子どもといるのが好きなのは欲のない存在といることによって受ける感情が好きだから
●子どもの教育として、根元(教材や方針)を知ることが大事なのでは
●『楽しそう!』と言われることが嬉しい=そう言ってもらえる仕事をしたい
●村上隆→メインストリームに乗ることが大事だと提言
●ピカソは自分で画商を招いて自分の絵のプレゼンをして有名になっていった経緯がある
●自身が楽しいことに注力をしてきたらお金がついてきた経緯がある
 そういったことを伝えていきたい
●カウンターカルチャーが好き
●幼稚園でクリエイティブなことを体験できる幼稚園だったので、その反応をみた親が子どもの可能性を見出して、習い事などをはじめた過去がある
●楽しいだけの環境は楽な方に流れていってしまうのではないか
●死も生の一部なので悲観的ではない
●日本はワインのような国で熟成されたことの素晴らしさがある。わびさびがわかるのは日本人だからこそである
●実は混沌ではなく、循環なのではないか。日常的に混沌(シャフル)されている
●放っておくことが大事
●子どもはいろんなことと溶け合っている
●咀嚼=学びあうってこと
●『食を通した混沌の場』の可能性
•シャッフルする=席をシャッフルさせることで驚き・面白さなどもあるのでは
•『キライ』を出し合ってみんなで話し合うことで『キライ』が『そんなにキライじゃないかも?』に変えるキッカケになるかも。

COCCA こぼれ話 #001

2020.08.22.sat

今の世の中には、いろんな括弧が多すぎる。
時間、お金、空間、組織、世代、国籍、性別。
あらゆる括弧をはずすと、もっと楽しくなる。
そんな有機的なプラットフォームで、さまざまな実験をするCOCCA。

ふとした昨日の会話の備忘録。

COCCAのチームは、ほとんどがフリーや起業している。そんな面々が各々の思想や技を融合しあい実験をする。目に見えているものだけを追いかけて確定要素を積み上げるのでなく、アンコントロールなものとの付き合いを大事にしたねーなんて話している。

こんな働き方のプラットフォームは目新しくはない。そろそろこんな働き方は当たり前になってくるだろう。

何を次の世代に、残せるか。

そんな会話が、お金というわかりやすいゴールを抜きにして語られるのが面白い。

( ( ) ( ( A f #001 川上真誠編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #001;
日時:2020年7月30日 18:00〜 @ COCCA(神戸市中央区琴ノ緒町4-6-9, 3号 COCCA bldg.)
presentator:川上 真誠
facilitator:北川浩明
recording secretary:濱部玲美
参加者:15名(川上さん、よっしーさん、今津さん、北川ひろさん、姫路さん、松村さん/関学助教、秋松さん、濱部玲美、かまだはるかさん/関学2、ふじもとさん、ちゃんさん、まきださん、植村さん/クラウドアーキテクツ)

当日の音源:
音源はこちら

イントロダクション;
– ここは、何かをぶっこんで深堀りしていく会
Fは、function(機能)とfermentation(発酵)の意味。種を育てていく会。
– クライアントワークだけでなく、自ら社会に対してACTIONをおこしていけないかという会

プレゼンテーション;
– 人間社会閉鎖的
– 個々の建物が孤立して建っている
– 海の中の社会って人間の社会と対極にあるのでは⇒これを人間社会に実現できないか
ここにきた人が能動的につかえる場をつくれないか
与えられた場所から、五感で感じ自発的に使う場所に
– 混ざり合い/ゆるやかなつながり/建築により規制されない場

体験したいと思いサハラ砂漠、ムザブの谷(1000年以上続いている文化)

-人の世界/自然の世界/物の世界 それぞれの世界をどうつなぐか、良い関係性の構築が建築
他者とどう共存するか、他者をどう介入させるかが重要

-たつの市事例
プライベートとパブリックの間に階層性(セミパブリックやセミプライベート)をつくる事でプライベート空間とパブリック空間を繋げる試み

聴講者からの質問;
-どうして海のなかが気持ちいい?
ひとつの社会、排他的でない関係がいい けれどどこにいっても違うのがいい
-物理的には全てが繋がった一つの空間だけど、色んな居場所が集積されているフィジカルな世界の
サピエンス全史より、ホモサピエンスは他の人種と比べても弱くて、ばかだったのになぜ王者になりえたのか⇒唯一うそを信じた人種
現代の虚構⇒貨幣、国家、宗教

投げかけ;
-フィジカル(私たちが認識している世界)とマクロな世界(微視的な世界)とバーチャルな世界(仮想的な世界)をどう結合させるべきか、これらの3つの世界の良い関係性の構築が重要に感じている。

  • これが解決できたら被災地で実現できそう
  • 五感で空間をつくりたい
  • フィジカルだけで考えると見失うところがあるのでは
  • 虚構はとても重要
  • 良い関係性をそもそもつくる必要があるのか
  • 核家族でない家族には3つの良い関係性があったのでは
    ⇒今の時代の良い関係性は
    ⇒排除してきた文化は限界にきているのでは
  • 他者との共存の考え
  • 昔の家族には規範があった(例:姑の規律)
  • 共生のかたち 必ずしも良い関係性だけが共生ではない
  • 五感の空間の継続性の難しさ。所有のかたちをかえないといけないか。
  • 3つの世界が、建物/オフラインの言葉にみえなかった
  • 個人的に生きてる空間はせまくていい、でも感じるが大切
  • オフラインとオンラインをつなげる事例…音のいりぐちのECサイト
  • フィジカルに重きをおきすぎるのはよくないのでは
  • アンコントロールなものが微視的なもの
  • ヴァーチャルとフィジカルがべったりくっつている関係性のように思うが、ミクロを注視すべきでないか

次世代に何を残すか;

  • 微視的な世界との共創
  • 抑止力でない面白さで促したい
  • 職業/技術があると安心する
    →その安心感、居心地の良さって本当に必要なものか?不確定なものを楽しむことを学ぶのも必要ではないか。↔ 職業/技術をいろんな分野に横断的に複数もつ、点を増やすことも重要なのでは?
  • 自分の立ち位置居場所は自分でつくっていくしかない
  • コロナは微視的なもの
    アフターコロナ/withはvirtual
  • 無作為な作為
  • 想像力の喚起
  • 導入の必要性(伝える必要性)
  • アンコントロールなものを実際につくっていく

COCCA1F Media Park

COCCAの1階には、楽器やいろんなメディアを置いてます。

学生さんがふらっと遊びに来て、ここで働いている人と交流したりしています。

常にではないですが、公園のような街の一画のフリースペースに変化します。

そこで玩具を開発したりもしてます。

是非遊びに来てください。