COCCA Lab #007 (2022/03/02)

共創研究の場(コッカラボ)
各々が自由にテーマをもって研究をして、一か月に一回COCCA Ninomiyaで発表会を行います。多分野・多世代の人が共創して研究を行うことで化学反応を起こし、各々の研究を深めます。
Facebookグループでの投稿や研究内容(草稿)を共有しているDropbox paper上で日々情報を交換して、各々インターネット上にブログやnote等で一か月の研究内容をまとめて、それを発表会にて共有します。誰でもどんな内容でも参加可能で、発表せずとも聴きに来て対話に参加するだけでも大丈夫です。
下記が3月2日に行った発表会の発表者と内容です。

北川浩明
Hear the Wind Sing 風の歌を聴け

高橋利郎
西脇小学校耐震工事等(重要文化財)見学とシンポジウム
神戸市 鉄筋コンクリート造 耐震工事 住宅リノベーション

夏までの整備計画!※参加者ゆる募

主要都市部(三宮)から車で40分のIMAYAMA(COCCA IWATANIから暫定的に改名)。

耕作放棄地と化した里山の利活用や、その活動体験の記憶が次の世代へと継承されて「何かの種」になることを目指して(半分遊んでいます)2020年7月から活動していますが、早いものであと2ヶ月で1年が経とうとしてます。
ひたすら間伐を行い、草を刈り、ゴミを捨てるという引き算を続けた10ヶ月でしたが、ようやく「生産」する土壌が見えてきたような気がします。これまでも楽しかったのですが、何かを作れるということはとてもワクワクします。

基本的には週末にゆるーく遊びつつ活動していますので、ここに記した作業や活動に興味がある方はぜひ気軽に遊びに来てください!
まだ好きに使える農地もあります!(要開拓、笑)

( ( ) ( ( A f #008 中村文哉編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f  #008;

日時:2020年12月10日 (木)19時〜 @COCCA
  • プレゼンテーター:中村文哉さん
  • ファシリテーション:松井俊裕さん
  • 書記:辰巳博康さん
  • 参加者:今津さん、北川さん、姫路さん、松村さん、秋松さん、濱部さん、馬さん、出口さん、東口さん、矢野さん、泉さん、森川さん、・・・
  • 当日の音源:こちらをクリック

イントロダクション;
■タイトル
ケンチクから教育の世界を覗いて ~社会を変えたくなるまでの経緯と、そのために、これからどうしていきたいかについて~
●キッカケ
大学二回生のとき、塾講師のバイトを始めた。それから、不登校生徒の家庭教師や、貧困を抱える家庭の子どもたちのための学習支援などもしていた。普段から、人に教えることをバイトにしていたので、大学時代の制作にも教育や学びの場がどうあるべきかをテーマに取り組んでいた。

□違和感を覚えることがあまりにも多すぎる
 ・感覚的には、勉強が好きでやっているという子どもは、2割程度
 ・子どもたちのタイプにはかなり違いがあるのに、教育の形式は画一的
    一般的な学校や塾の形式に合う子どもの方が、むしろ少ないのでは?
 ・学校だけにしか存在しない謎のルールに毒されている
    トイレに行ってもいいですか?といちいち聞いてくる子どもたち
 ・嫌われる方にむしろ大きな原因があるはず
    子どもが勉強しないことで、なぜ子どもの側が悪者になるのか?

□歴史の流れを知ると「わからない」感覚がいかに自然な反応であるかがわかる。
 ・負の数の掛け算を頭でイメージして実感を伴って理解できるかどうかはこの際どうでもいい。
  ヨーロッパの数学者の1000 年が重要と言いたいわけでもない。
 ・問題は、数学で数学の歴史は扱わないことになっていて(歴史という科目が別に存在するから)その都合の中で、
  「そういうものである」という説明がまかり通るところである。
 ・このように、分野をぶつ切りに切り分けるのは、そのほうがテストが作りやすく、
  子どもを評価しやすいからである。
  勉強するとき、教室に座ってじっとさせられるのは、体育という科目を別に設けたからで、他にも例えば、英語
  を勉強しても英語が話せないのは、日本語で話す必要すらないことを、英語の勉強のために勉強するからである。

□日本と中国の食文化のズレ
 日本・・・出されたご飯は残さず食べる
 中国・・・調理を食べ残すことで、感謝を示す
□輸入文化の側面から教育を考える
 学校はそもそも明治期に西洋から輸入したもの教室の使い方から、人間の育て方まで

□師匠と弟子 先生と生徒
 そもそも、先生は職業か?先生という職能を規定してしまったために、子ども教える内容を作らざる
 を得なくなった。
 それは、先生という職業のためのものであって、子どものためのものではないから、社会に出てから
 また学び直すという、教育の二度手間モンダイが起こってしまう。
④建築が教育の選択肢を増やす
        ~〇〇のためではなく、楽しいから学ぶ、盲目的な教育~
□新しくつくる学び場のテーマ
 教育の役割は、「きっかけ」を提供することに尽きる。
 きっかけを少し具体的に分解すると、
 「大人と子どもを切り分けず、人が際限なく好奇心を広げられる環境をつくること」
 「日常の学びと、実社会の接点を自覚できる状況をつくること」

教材 → デザイン × 教育

デザイン = 文化を更新すること = 最高の教材


広義な文明から、モノ(ゴト)をつくるプロセス全体までを扱って、
文化の視点から義務教育期間の学習カリキュラムを再編し、
それを小中学校の生徒から大人まで幅広く開く


拠点をつくる

投げかけ:
 ①自分が(子どもの立場なら)受けたい(受けたかった)授業や、
   今考える、小中学校時代の時間の使い方
 ②背中を追った人物、影響を受けた人など( オススメ名著・名作など)
質問:
 ・やりたい事とできる事のギャップ
 ・意欲的な人のたまり場
 ・学校の延長に塾があるのではなく、生活や自分の趣味の延長に塾という場が欲しい
 ・コロナで自走できる人とそうでない人が、はっきり分かれた
 ・親に、言われたからは理由になるの?
 ・先生と生徒噛み合ってない
 ・教える教えられるを、固定化して欲しくない
 ・大人の授業は、受けたくない 大人と遊びたかった
 ・一緒に、大人と遊ぶ環境が欲しかった
 ・仕事を通して、子どもも自分も深めていきたい
 ・失敗体験の方が、知りたかった
 ・教える=最短ルート
 ・心に残るのは、教えられた事より感じた事
 ・中学生ぐらいで、お母さんも間違えると気づく
 ・大人と子どもは、持っている特徴が違うだけ
 ・大人のやる気を、子どもも感じる
 ・学校を使って自分の教育方法を試している先生が、一番印象に残っている
 ・SNS を通して無料で、質の高い教育を受けられる
 ・デザイン事務所やりながら塾やるのが良い 「自分の生き様を見せれる」
 ・小さい頃の記憶は、遊んでいた記憶しかない
 ・遊びの延長で、知識をあ加えたかった
 ・教育への問題意識を、小学生はもでないのではないか
 ・社会が変わったのに、教育が変わらないのはおかしい
 ・正解がない授業が、面白かった「答えのない授業もいいんや」
 ・社会人を呼んで話してもらう授業が、一番面白かった
 ・授業の中で、街の人にアンケート取ったりして、大人と話す機会が貴重だった
 ・多数決で決めない決め方
 ・子どもから聞き出すよりも、大人にきっかけを作ってもらえる方がありがたい
 ・大人が、一番楽しんでいる方が子どもが夢中になる
 ・勉強で、言われらやる気がなくなってしまう
 ・雑談の中から学ぶ事が、多かった
 ・子どもの頃に、もっと職業の事に触れるきっかけが欲しかった
 ・子どもに職業の事を、教えてもその職業残ってるかわからない
 ・環境が人を作っていると感じる。 親が、画家だったから画家になった。建築家だったから、、
 ・職業の中身を知ればもっと広がりのある将来に、なるのでは
 ・学習塾やと思って入ったら全然違うデザインの勉強に興味を持ち始めた「みたいな場所にしたい」
 ・子どもに教える事は、なく見せる事で勝手に学ぶ
 ・学ぶ_能動的 教えてもらう_受動的
 ・知らない世界を、見せてあげるだけでいい
 ・自分が伝えやすい(教えやすい)は、わかりやすいではない
 ・サバイバル生を養う
 ・日本の教育が、培ってきた教育を捨てるのではなく生かせればいい
 ・社会が、必要としている人材によって教育のプログラムが変わる
 ・教育は、家庭環境が一番影響ある
 ・社会は、変化しているが家庭環境は変化していない?
 ・影響を受けた人は、年上より年下の方が多い
 ・大人と子どもの境界って、そもそもないのではないのか
 ・教育の多様性は、民間で担保していくしかないのではないか
 ・知識がないと戦えない
 ・リアルな職場で、お金がどう動いているのかを早い段階で知る事で将来が変わる


COCCA IWATANI~都市近郊の里山の持続可能性を探る活動開始~

主要都市部(三宮)から車で40分の里山、COCCA IWATANI。
COCCA IWATANIには宅地と山林を併せて約12,000㎡の土地(建物)があります。
また、その土地以外にも、自由に使える農地が約5,000㎡あります。

森や野原の中で、様々な生きものと共生し「生きる知恵」を身に着けること、また、そこでの整備体験を通して「発見、問い、仮説設定、創作」のサイクルを学びながらその場所にあるものでつくる。どんどん企画を出して、実践していく。
里山の風景だけでなく、体験の記憶が継承されていくことを目指して2020年7月から活動しています。
少しづつこちらで活動を報告していこうと思います。

JR三ノ宮駅屋台プロジェクト

JR三ノ宮駅中央改札南側のStreet Tableという期間限定のアウトドアホールにMuFF神戸芸術工科大学学生有志、文化工学研究所融点(Powered by COCCA)で一つの屋台をつくりました。

サステイナブル、リユースというホール全体のコンセプトを踏襲して、土に還る素材、廃材等を活用すべく、山で竹を採り、解体現場から木材や土(土壁廃材)を調達するところから取り組みました。

竹の油抜き、土壁の調合、麻紐と竹の楔による緊結、竹小舞を編む等、通常とは違う建築の生産と流通に挑戦しています。

設計事務所のアタラシイカタチ

兵庫建築士事務所協会主催のシンポジウム「設計事務所のアタラシイカタチ2020」にお誘い頂き、COCCA Ninomiyaを運営している今津(MuFF)と北川(文化工学研究所)が参加しました。
後半のパネルディスカッションでは、87歳の建築家である根津耕一郎さん(「東の黒川紀章、西の根津耕一郎」と呼ばれていた著名な建築家)に幾つか刺激的な質問を受け、とてもエキサイティングな議論ができました。

話した内容を下記簡単にまとめています。
観覧に来て頂いていた建築家、高橋利郎さんのブログにも丁寧に感想を書いて頂いています。

前半:今津・北川発表

なぜ協働するのか

私たちはCOCCAというプラットフォームを使い協働で設計を行っています。COCCAの説明をする前に、我々が現在の協働方法に至るまでの考えをお話します。
私たちは、複数の異なった個性や視点、職種をもったクリエイターが対話しながら協働することによってできるボトムアップ型のプロジェクトの可能性を模索しています。
それは、一人のクリエイターの個性によってできるトップダウン型のプロジェクトとは違い、プロジェクト参加者の誰もがイメージしていなかったプロジェクトの種を対話の中で生み出し(仮説・偶発的生成・アブダクション)、それを参加者全員で検証し育てるというプロセスです。

 

COCCA -社会のカッコを開いてつなぐプラットフォーム-

COCCAは、組織名やグループ名のような“人間の集団”ではなく、Dropboxのようなプラットフォームとして考えています。固定的なメンバーがプロジェクトに関わっているのではなく、プロジェクト毎に違ったメンバーがCOCCAというプラットフォームに関わり、プロジェクトがドライブされています。言うなれば“Powered by COCCA”です。
COCCAの由来は人、時間、空間の境界を区切る括弧(かっこ)を開いて(※()→)()つなげるというコンセプトからきています。多世代や多分野の人々が有機的に混ざり合い、共有しあい、活かし合い、社会のカッコを開きつなげるプロジェクトをつくり続ける、そのような連鎖を次世代に継承します。
事例を3つ紹介させていただきます。

まず、われわれはCOCCA f(f=fermentation発酵、function関数のf)という討論会を月2回(若い世代の回、さほど若くない世代の回)行っています。そこではプロジェクト以前の個人の思考や問いの種をプレゼンテーター(問いのみでもOK)から聞き手に投げかけ、その種について皆で議論する世代や分野を超えた対話の場づくりを実験・実践しています。

次に、個人、法人、行政のカッコを開いてつなぐプロジェクトとして、FOOD HUNTER PARKを紹介します。この事業は、個人を含む大小様々な企業9社で構成された合同会社で設計、建設、施設運営に取り組んだ和歌山市の公共事業(DBO方式)です。このプロジェクトで我々はブランディング、設計、運営全てに携わり、プロポーザルから施設運営及び事業リスクを負うことまでをワンストップで実践しています。

3つ目は、教育機関、企業、個人のカッコを開いてつなぐプロジェクトとして、大和船舶土地と神戸芸術工科大学と我々で協働した幾つかの改修プロジェクトがあります。

その他、関西学院大学の教員や学生と行っている、テレワークx移住を推進するための体験プロジェクトTune It Yourself等があります。

 

協働プロセス

我々が協働でプロジェクトを進める上で大切にしていることとして、コンテクストをしっかりと共有し、アイディアや選択肢を評価するための基準をつくること、また、課題の設定と深堀りを軸にしたチーム内での対話に時間をかけるようにしています。
プロジェクト毎に方法は違いますが、私が関わっているプロジェクトではウィリアム・ペーニャのプロプレム・シーキングをカスタマイズして使い、課題を抽出したりもしています。
建築プロジェクトにおいては、複数の模型や図面、CG、環境工学シミュレーション等を行い、複数の視点からパラレルに検討しています。

 

これからの働き方

コロナ禍においてフィジカルな対話の場を設けることが難しくなっていますが、プロジェクト以前の種を見つける切っ掛けとして、COCCA fのようなフィジカルな場での偶発的なコミュニケーションが必要なのではないかと考えています。
クライアントからの依頼を待つだけでなく、自ら小さなプロジェクトの種を見つけて発芽させ、育てていくことにこれからの働き方の可能性があると考えています。

 

後半:パネルディスカッション

根津さん:あなた方はコラボレーションをして民主主義的に建築をやっているように見受けられますが、建築はどこまでいっても独断と偏見だと私は思いますが、そのあたりはどう考えていますか。

北川:民主主義的かは分かりませんが妥協をしてる認識はないです。10人のクリエイターが集まれば10人とも別々の独断と偏見を持っていますが、対話を重ねることで、その10人が対話前には持っていなかったモノへと昇華することを目指しています。そこで生まれるモノも仰るように、どこまでいっても独断と偏見であると思います。

( ( ) ( ( A f #007 福岡壯治編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f  #007;

日時:2020年11月25日 (水)18時〜 @COCCA
  • プレゼンテーター:福岡壯治さん
  • 当日の音源:



( ( ) ( ( A f #006 東口夏子編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #006;

日時:2020年11月12日 (木)18時〜 @COCCA

( ( ) ( ( A f #005 白川烈編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #005;

日時:2020年10月28日 (水)18時〜 @COCCA



( ( ) ( ( A f #004 松井俊裕編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #004;

日時:2020年10月16日 (金)18時〜 @COCCA