#スペースレンタル のお知らせ

ずっと開放していたのですが、改めてのお知らせです。
COCCA ninomiyaでは、オフィスデスク(固定席/フリー席)とフリースペースのレンタルをおこなっています。オフィスにいるのは、多様な職種や年齢の人たち。一緒に雑談や共創を楽しめれば嬉しいです。

●COCCA ninomiya
・三宮駅徒歩5分の二宮商店街の近くにある、3階建てのビル。1階は自由なスペース(media park)、2.3階はシェアオフィスになっています。
・現在入居者は10名ほど。建築家や編集者、デザイナー、大工などいろいろ。
・住所:神戸市中央区琴ノ緒町4-6-9,3号

●レンタルについて
・デスク(フリー席)…家賃:10,000円+共益費:1,000円
・デスク(固定席)…家賃:28,000円+共益費:2,000円
・フリースペース 3,000円〜
※詳細はこちら

Rental

●COCCAとは?
COCCAは、いろんな職種・年齢が混ざり合って、いろんなカッコを開いてつないでみる有機的な集まりです。
社会には、たくさんの"カッコ"があります。
それらは、塀や壁のような物質的な境界であったり、規則や賞味期限などの制約、または民族や会社組織のような文化的特徴や達成目標を共有した共同体などなど。
その、目に見えない"カッコ"はわたしたちの生活の至るところに存在し、わたしたちはそのたくさんの"カッコ"のなかで物事を見たり考えたりしていることが多くあります。
しかし、多様な生態系のなかでは、すべては有機的につながって相互に関係しあっています。
"カッコ"を開いたらどうなるだろう?
そしてそれをつなげたらどうなるだろう?
それらの時間や空間や人に関わるいろんな取り組みは、きっとユニークで、ユーモラスで、クリエイティブな生活や生産活動をたくさんつくりだしていくきっかけになるのではないか。
わたしたちは、多世代や多分野の人々を有機的に混ぜ合い、共有しあい、活かし合い、社会のカッコを開き繋げるプロジェクトをつくり続け、その連鎖を次世代に継承していきます。
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ではでは、
COCCA ninomiyaへのお問い合わせ、楽しみにしていますー!

cocca radio #003~006

日常の雑談を記録し、公開する、cocca radio。
今回は3~6回目。

Recording date:
#03 cocca radio  2020年2月19日(金)
#合理主義 #ゴール設定 #時間軸がのびた #続けないといけない #ゴールって必要か #新梅田商店街 #ユブネ #コンセプト病 #日常の雑味 #ルーティン破壊 #サウナ #脳への刺激

#04 cocca radio  2020年2月19日(金)
#時間軸 #不確実性 #アフターコロナ #エンジニア的側面 #会話の誘導 #アンテナ壊れる #会話することで見えていくこと #アドラー心理学 #見えてるゴールにあえて乗らない #あまのじゃく #環境が人をつくる

#05 cocca radio  2020年3月5日(金)
#ふんが #心の汚さ #2.3mmの違い #視界の焦点 #言うに値しない #今津おばちゃん説 #雑談のなかの愛 #相手の反応 #ギリギリを探る #ゲーム #ユブネ #東さん #雑談力 #瞬発力でしゃべらない #感情との区別 #自分との対話 #nvc #咀嚼してると無表情 #飴ちゃん配る #らしさなバイヤス #ならではの押し付け #ならではの境界

#06 cocca radio  2020年3月5日(金)
#個人と組織 #別もの #カルチャーマネジメント #ティール組織 #変革の時期 #coccaとはなんぞや #実体があってないもの #継続するためのシステム

speaker:
今津修平(株式会社Muff 建築家)
濱部玲美(株式会社KUUMA 企画編集者 )
北川浩明(株式会社文化工学研究所)
川上真誠(クラウドアーキテクツ 建築家)
東善仁(株式会社ユブネ)

cocca radio #03~06:
ラジオはこちら

cocca radio #002

日常の雑談を記録し、公開する、cocca radio。
今回は2回目。

Recording date:
2020年2月5日(金)

speaker:
今津修平(株式会社Muff 建築家)
濱部玲美(株式会社KUUMA 企画編集者 )
川上真誠(クラウドアーキテクツ 建築家)

cocca radio #02:
ラジオはこちら

#雑談 #錬磨学 #自分の軸って

cocca radio #001

cocca radio

日常の雑談を記録し、公開する、cocca radio。

COCCA ninomiyaを運営する3人で、始めてみました。
毎回15分の雑談ラジオ、隔週で更新予定です。

Recording date:
2020年1月22日(金)

speaker:
今津修平(株式会社Muff 建築家)
北川浩明(株式会社文化工学研究所 建築家)
濱部玲美(株式会社KUUMA 企画編集者 )

cocca radio #01:
ラジオはこちら

#自己紹介 #COCCAってなんだ #修さん照れ気味

( ( ) ( ( A f #007 福岡壯治編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f  #007;

日時:2020年11月25日 (水)18時〜 @COCCA
  • プレゼンテーター:福岡壯治さん
  • 当日の音源:



( ( ) ( ( A f #006 東口夏子編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #006;

日時:2020年11月12日 (木)18時〜 @COCCA

( ( ) ( ( A f #005 白川烈編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #005;

日時:2020年10月28日 (水)18時〜 @COCCA



( ( ) ( ( A f #004 松井俊裕編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #004;

日時:2020年10月16日 (金)18時〜 @COCCA



( ( ) ( ( A f #003 奥田達朗編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #003;

日時:2020年9月30日 (水)19時〜 @COCCA
  • プレゼンテーター:奥田達朗
  • ファシリテーション:姫路恒太
  • レコーダー:ひゃんさん
  • 参加者:15名(ひめちゃん、今津さん、濱部玲美、あきまつまほさん、神戸芸高やまお、関学まつじゅん、北がわさん、ライター白河さん(はわい)、こっか ま、松井さん、関学 たかはた・長田くん、同志社 吉永さん、おかやまさん、ようびくまがいさん、たなかさん、まつだゆうさん、かわかみさん)

当日の音源:こちらをクリック

 

プレゼンテーション:

居場所を育てる建築家

奥田にとって居場所を育てるとは?
大学のときはもともと文化人類学を勉強
デザイナーに学ぶよりアノニマスデザインに学ぶと学びが多いとかんがえている。

• ヒアリング&フィールドワーク
魅力とイシューの発掘
魅力的なところはより魅力が引き立つように。
まちの人に話をきいて、まちのアイデンティティーとルールをリサーチする。
お施主さんと歩く

• 心地いい、楽しいという理想の景色を仲間と一緒に描く
仲間と一緒に理想の景色を描く

• その次に仲間・お施主と理想の景色を描く。
関係者をめちゃくちゃ増やす。→結果できたデザインはみんなでできたデザインとなる

• ストーリーを込めた建築をつくるイベントにする
設計・施工・物語をつくる・あらゆる要素をもりこんだ、いわば編集のような作業

完成後もお施主さんと場とかかわりをつくる。

・長屋のイベントのはなし
すみびらきイベント「いちにちカフェ」春夏秋冬で行った。
一日30人ぐらいきていた→チラシをつくって、SNSで拡散して人を集めた
これをすることで、見せ方であったり、カフェのやり方であったりを学べた。なにかすることで学びにつながる。

・awaiのはなし
ゲストルームもあり、ながしの料理人も農家さんもくる。
いろんな人が遊びに来て、住人や街の人と交流できる場所。
食にまつわるシェアハウス。
結局中に誰を入れるかが大事だと思ったから、二人でまず住んで、パーティを開催し、宣伝し、ファンを集めている。→結果、考え方に共感する人がはいってくれる。
ハードが先行しているが、ソフトが追いつかない事例もあるので、そこを何とかしたいと思った。

・おおにしさんとこのはなし
料理だけでなく空間も想いを伝えたいから、施主自らも施工に関わった案件。
できるだけこっちの提案を通すではなく、施主さんの思いを引き出す、施主の中からでてきたものを採用するやり方。おおにしさんとこのは材木・材料から施主が想いをもって選んだ。→設計図はラフに、詳細はセッションでつくった。
もともと寛大の学生寮というストーリも自分で調べてストーリーを育てていった。

マチという居場所を育てる
自分の暮らしを居心地よくしたいという気持ちもある。
マチに入るとは?
自分で物件をかい、事例を増やすことで、説得力が増す。ここまでやらないとマチを育てられないのではないかと考えている。
インクライン、あわい、とことて、参道イベント広場(リュックサックマーケット、パン屋がやってくる)、かしまし、しずくコーヒー、キキルアック、軽鉄のリノベ、ビフォアdark(??)

□楽しいを企画する
お施主さんのニーズをソフト面・ハード面から企画し、僕が去ってもイベントが続くような仕掛けをつくる
今日共有したことは、「楽しいを企画する」ことです。

今の楽しいことを企画するは、「清荒神の臨時きっぷ売り場の使い方」
→駅直結のぶりゅわりーパブを作る
SDGs、reduce、reuse、recycle、[reduce]が一番むずかしい。それをここでやりたい。ビールをペットボトルなどのマイボトルで提供する。
SDGs的にもマチ的にもいいきっかけになると思っている。阪急電鉄にとっても僕らにとってもWin-Winの企画。こうしたWin-Winの企画をしたいし、手伝ってほしいと思います。
→大きいプロジェクトでも今なら仲間がいるので出来ると思っている。

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質疑&ディスカッション:

どういうキャリアで建築にいったのか。経緯は
奥田:文化人類学で人の暮らしをリサーチするのが楽しかった。でもリサーチをするだけで終わりなので、そこに面白さは感じなかった。リサーチしてなにか好転させるために仕事がしたいとおもった。生活に直結する建築を学びたいと思い、2回生のときに夜間の建築学校にいった。建築がメイン、文化人類学をサブとして勉強してた。そこから、かん工作舎に修行。竣工写真がパリッとしていることに違和感を覚えていた。かん工作舎は人とのつながりというところに重きをおいていていいなあと思った。

今津:道の反れ方を聞いた方がよいのでは

学生:これから就活だが、親の思っているレールを強いられているという一般的な気持ちがある。
ー経験が何よりの学びだと思っている。最初は月7万のところで働いていた

今津:やっていることはエリアリノベーションだと思うから、行政から依頼があると思う。いまいいのは自分ごととして働きかけしているからよい。でも手がとどかない場所から依頼があったときどうする?
奥田:それは考えている。清荒神で場所を買った人が勝手にイベントしているという状況になっている。そんなクライアントが増えてれば離れている場所でもやれる。
今津:やって欲しいという気持ちはある。ただただ興味として。
奥田:いま宝塚市から話してほしいといわれているが、特にアイデアはないが、「土壌をつくる」と言うと思う。

北川:こういう話ってボトムアップなのか、トップダウンなのかっていうよくある話なのかなと。
奥田:橋渡し的なポジションにはあんまり興味はない

レミ:行政は平等の仕事しかしないから、主体性をもって動いているひとには行政はお金をかけれない。

いまづ:行政とは切ってもきれないと思っている。

奥田:補助金を取ることの上手い下手がある。魅力的なプロジェクトに対して補助金が入るわけじゃない。また、補助金とったらみんなの目が入って、不要なことを言われて面白くなくなるというか、丸くなってしまうと思っている。行政がある意味でえこひいきして魅力的なプロジェクトに対して補助金出していくべきかなと思う。そういう流れを「土壌づくり」といえば伝わってくれるかなと思っている

今津:翻訳ですね

奥田:そうですね、言語を変えレバわかるものもあると思う。

いまづ:この話題に関してはもっと話してみたいと思う

まつい:僕の建築家像は集落の大工さん。そういう人が増えていっているというか、戻っている気がしている。どうすればその地域を再評価できるのかなと考えている
今津:彼はごりごりの建築コースにいたが、いま学んでいる建築像に違和感を覚えている。いまは農業をごりごりやっている大学生。
まつい:僕自身田舎で住んでいるから、大学でまなんでいる建築に違和感を覚えている。また、いまの行政のドライな開発のやり方に対して違和感を覚えている。
奥田:お施主さんと話ししているときに、めちゃくちゃその場所をお施主さんと一緒にイメージを共有して、方向付けをしている。よくよく考えたらこれっていらないよねって気づく時がある。最近“編集”について勉強している。人と人を繋げるとか、情報と情報と繋げるということに興味がある。編集を通して方向付けが明確になることがあるかなと思う。

KUMA:奥田さんにとって一つだけではないけど、自分の強みって何ととらえているか?
奥田:コミュ力だと考えている。誰にでも話せるし、どんな話題でも返せると思っている。相手が何を考えているのかなということに興味が強い

KUMA:いろんな選択肢がある中でどうして清荒神を選んだのか。
奥田:地元です。でも宝塚っていう場所が好きでも有り嫌いでもあった。宝塚といえばの”イメージ”があるのが違和感があった。コッカみたいなところでこうしたことを話せる場所が無いと思っていた。でもシチニア食堂に行って面白い人がいることに気づく出会いがあることに気付いた。あとは、自然が近いのもここを選んだ理由かなと思う。
KUMA:高齢化社会の中で、若者を呼ぶことはできているかもしれないが、地の人、高齢者の人を巻き込んだりしているのか?
奥田:あいつら若者だけで遊んでるなと思われないように動いている。リュックサックマーケット自体も年齢を絞ってないし、老若男女を集めてイベントしたいと思っている。

まほさん:具体的な質問だが0〜100までリノベーションしているが、ここだけお願いしますというスポット的に大工さんを現場に入れているのか。
奥田:仕事のスタイルを毎回変えている。チームメイクも全部変えているから、テンプレがない。眼の前の施主がどういう考えをしているかを知ろうとしていて、それがさっきのリサーチにもつながる。DIYしない現場もあるし、工務店に全部任してやる現場もある。工務店さんも毎回決まっているわけではない。工務店さんとも喋ってみると個性が見えてくる

北川:複数人チームがいる中でどのように工夫して現場をうごかいしてるのか
奥田:感覚的になんだが、決めすぎないようにしている。ガチガチのパースを作るのではなく、なるべく余白を作ろうとしている。対話の中で決まった事項であっても、進んでいく中で再度修正することもある。
北川:事件とか事故とかを受け入れながら工事しているということなのですね。

KUMA:風土とか地理感とかはどういうふうにキャッチしてる?
奥田:結構、フィーリングで感じている。吹田の山田のプロジェクトはリサーチしている。リサーチしないといけない場所とリサーチしなくても感じれる場所があると思う。
KUMA:霊感ある?
奥田:霊感があるかどうかはわからない。でも、空き家になると冷めるという言葉が沖縄にあるが、それが何となく感じれる気はする。

まつださん:社会学部何ですが、プロダクトを学びたいと思っています。少し話が変わるが、おばあちゃん家が滋賀県にある。おばあちゃんがいなくなったらその家を売ってしまうという計画がある。何か自分でやりたいなと思うけど、でも、私はそこに住んでないし、周りとの関係もわからないから、売られるのも時間の問題だなと思っている。リサーチしようとしてもだれに聞けばいいかわからない。おばあちゃんの孫という理由だけでその村社会に入っていけるのか。プロダクトを学びたいなと思っているが、まちに入るためにも建築を学んだ方がいいのかなと迷っている。私はプロダクトを学びたいのか、建築を学びたいのか悩んでいます。
奥田:こういう対話をよくお施主さんとします。なんでプロダクトが好きなのかと、なんでこの場所に興味があるのかという間に乖離があるのかなと思う。そこをもっと突き詰めたらいいのかなと思う。
まつ:おばあちゃんの家の近くに公園があるが、雑草もボーボーだし、店もあった。イベントを何かしたいが、自分で0から始めるのはむちゃくちゃ難しくってできないなと思っている。
奥田:結構難しいと思う。ある程度経験値を積んだらどういう風にすれば良いのかイメージできるのかなと思う。もしかしたらマーケットが悪いかもしれないが、もっと現場をリサーチしたら色々とわかるかもしれない。
まほさん:たぶんいまコッカにいることで、自分のやりたい場所に近づいているのかなと思っている。建築にせよ、プロダクトにせよ、こういう場所にいることで経験になっていると思います。
奥田:位置情報を仕入れていくということは今の時代で大事だなと思っている。

「ようび」くまがいさん:2016年に火事で工房が無くなった。それで会社の社屋を杉材を削り、みんなでつくった。そのやり方に賛同してくれた人が集まってくれたのですが、場を作るという行為に対して賛同してくれる人だけではなかった。何か作る時に近くでそれを嫌がるひといた?
奥田:うるさくておこられることもあるが、嫌悪感を持つ人はいなかったと思う。
熊谷:若者がなにかやることでネガティブな印象を持っている人に対してどういうアプローチを行っているのか気になった
奥田:説明をする努力はしている。それでも理解してくれないなら結果で見せるしか無い。街の話しをすると、既存の団体に入って何かするのは難しいと思う。なので、個人で面白くして、周りの団体が一緒にやりたいと思わせるまでやったらいいのかなと思っている。
いまづ:既存のひとたち盛り上げるのではなくって、新しい点を作っていって、新しいレイヤーを生んでいくことで土壌が育っていくという話しがありますよね。
くまがいさん:そういうのって醗酵に似ているかも。
奥田:確かにそうかも。マチに異物が入って変わっていく事例もある。
今津:岡山のタルマーリというお店があるが、そこは自分たちで発酵させて美味しいパンを作っている。そういうお店が増えることで新しい点が増えていくのかなと思う。行政という観点では尼崎の藤本くんも阪急や市役所と一緒にやっているのを見ると、市役所の人でも嗅ぎ分けてやってくる人もいるなと思っている。
奥田:個人的に何か説得しに行っても動かせないことがあるが、こいつの言ってることは他でも知っているなと思わせれたら、第三者も動かすことができると思っている。
自分で動いて気づいたら一緒に動けるかな(あまりききとれんかった

まつじゅん:同志社の先生とまちあるきしている。地域づくりをするにおいて建築家の人ってどこにでもいるよねという話になっている。ただ、新しい仕事として浮上していると思っている。旧態依然の建築家像、今津さんの歳から↑と↓でだいぶ別れていると思う。上の人はエイトス(信念・職業規範)が入っていると思います。中央を向いて仕事している人がいるのかなと思う(新建築にのりたいなど)。
2000年以降ぐらいに建築家像は変わったと思う。藤村龍至以降で決定的に。2015年は東北地震が決定的に大きい出来事だった。大きい建築家は仕事はあるが、それ以外は仕事が無くなってしまった。でも奥田さんは目の前のクライアントを大事にしている。そういう建築家は仕事がある。そこは本に書こうと思う。
いまづ:ほんとに僕はその間にいると感じている。
まつじゅん:ぼくら世代はギリギリでやまざきりょうがいる。彼は作るのを辞めてしまった。僕が就活をしていたときは広告の仕事などクリエイティブな仕事しか見えていなかった。でも、学生のときに奥田くんに出会ってたら絶対仕事させてもらおうと思う。社会貢献もできるというロールモデルを作ってくれている。
今津:文系から建築の分野に入ったのはすごいなと思う。
奥田:アカデミックに憧れはあった。でもいまからそこを目指すのは無理だし。
まほさん:私の場合は順序が逆でずっと建築畑にいた。ゼミ先生も新建築に乗るのが目標としていた。家業が建築家だから手伝っていた。会場のデザインを手伝うなかでもっと建築を勉強したいと思いなおした人間である。建築って総合美術だと思う、人とプロダクトと内装が学ばないといけないので、建築を勉強するといろんなことが出来るようになるなと感じている。

プロダクトデザイナー、建築家は都市でしか成り立っていないとおもっている。田舎にいったら仕事はあるのかと思ってしまいます。だが、僕らはなにかイベントを企画するとかで職能を全う出来るのではと思っている。建築家がイベントを組むというだけでも建築家として大事な仕事なのかなと思っている。

奥田:編集について、いまは編集でマネタイズできていない。何をベースにマネタイズするのか、今後はそこを整理していきたいなと思っている。こっちはライフワークとライスワークとわけていければと思います。
まつじゅん:めちゃくちゃ重要な指摘だと思う。ある建築家の人にお仕事を紹介したことがある。だが、向こうはボランティアを強いてくるといった、善行イデオロギーがある。大好きなことを没頭しながら、少し冷めた目線でマネタイズを意識することは大事だと思う。
いまづ:本当にそれは大事だと思う。どういうふうにマネタイズするのかは大事だと思っている。
奥田:設計と施工、施工アドバイス。建築に関わる仕事でマネタイズしている。最近になってそういうことに気づいた
今津:職業がシームレスになりすぎるとどこでお金を得るのか難しくなってくる。
くまがい:あんまり手広くしているとどこでマネタイズするのか曖昧になってくる
奥田:僕を上手いこと使ってやろうという思惑がある人だったら少し高めで見積もり出す。だけど、この人とだったら絶対いいものできるとおもったら全体の予算を考えて、抑えるところは抑えて頑張ると思っている。
今津:それぞれ別の仕事を持っているが、一つのプロジェクトで繋がっていくというのはいいよね。領域を分けず、融合していくことが今後は大事なのかと思う。

奥田:マネタイズのところは最低限いきていければよいと思っている。
川上:自分が生きていければいいと思っているが、後世を生かしていくのはちゃんとしないといけないなと思う。心殺して稼ぐのか、好きな仕事だけど月7万で生きていかないといけないといった選択肢しかないのは問題だなと思う。
奥田:何か保証があって7万で生きてけるのかと思う。例えばシェアハウスにすめる保証があって、月8万円で生きていくのか。いまづさんみたいに雇わずに、セッションすることで回しているのもかっこいいと思う。
いまづ:稼いでいるか、稼げていないけどかっこよく生きているか。仕事で儲かってないけどかっこいい、というスタイルで仕事していくことでいい影響を後世に伝わったらいいな。
まほ:いまづさんとであったときに言ってたのは「食べていけなくなったときに、助けてくれるひとがいるという実感があるから生きていける」という言葉を覚えている。
いまづ:しあわせなやつやな
まほ;そういうギリギリな時にでも生きていけるという確信を持っている人はすごく大きいことだと思う。社会人になると余白の時間を誰かと共有できる時間は減ってしまい、家族のみとかになる。ここの場所ではそういう余白の時間を共有できている。おくだはそれを仕事を通してしているからすごいとおもう

いまづ;もともとコッカFの最初のモチベーションは、何かを次世代に引き継ぐというものだった。いま月1回だけど、若い人が主導でやってもらう回を増やして、月2でやってもらうのもいいのかなと思う。意外と喋れる人(トピックを持っている人)がいると思う。
まつじゅん:意識高い、インターカレッジのようなボランティアサークルのような意識高い系の学生に漬け込んだビジネスは良くないので、こういうCOCCA F みたいな場所は必要だなと思う。
いまづ:いまの大学生の生の声も聞きたいから、学生のような若い世代に話してもらいたいなと思う。
大学生:文化人類学のゼミに入った。長田でフィールドワークしていたが、コロナでできなくなった。本読んでまとめるというようなオンラインの授業になった。いまの状況でもどのように文化を学んでいけばいいですか
奥田:結構難しいですよね。文化人類学は客観的にみることと、主観的にみる。何より飛び込むことが大事だと思う。アクティブに質問して意見することがいいと思う。人類学も多岐にわたっていると思う。こないだ面白かったのは、消防士は同じような家を作りたがるという情報も面白いなと思う。そういった情報も文化人類学的に面白いなと思った。そういった面白い情報をキャッチするのは面白いと思う。

北川:結構、大人は若い人と話したいと思っているから、話してほしい。

くまがい:質問もまとめなくてよい。思ったことをそのまま話してくれるのが面白いと感じると思う
ひめちゃん:だれか学生喋りませんか
大学生おかやまさん?:今日は建築興味なく、いろんな人と出会えるかなっと思って社会学を学び、フィールドワークをしているまつじゅんに出会い、それで今日はここに来た。さっきやりがい搾取ボランティアの話しがあったが、私は実際にそれに出会ってしまった。お金を払ってボランティアしたりしたが、辞めてしまった。すごいいい話しを聞いたけど、それで建築をしたいとは思わない。それが就職においても悩みだと思ってます。何にもピンとこない21年間というか。
奥田:でも人としゃべることが楽しいと思うのであれば、営業の仕事も出来るとおもう。営業はマッチングなので、好きなことを合わせるとか。
まつじゅん:今日もたみぼーは建築の話はほとんどしてない。彼の世代になってくるし建築もするし、営業もするし、シェアハウスの内覧もする。今は建築とか一つのことにこだわる必要もないと思う。

( ( ) ( ( A f #002 濱部玲美編

COCCA f;function/fermentation.
誰かの種を、深く掘り、それらが様々な関係性を生みながら、発酵していく場。
不確定要素を楽しみながら、取り組んでいくべく実験的にはじまった COCCA f。

( ( ) ( ( A f #002;

日時:2020年8月27日 (木)18時〜 @COCCA
  • プレゼンテーター:濱部玲美
  • ファシリテーション:河上さん
  • レコーダー:まほさん
  • 参加者:15名(よっしーさん、今津さん、北川ひろさん、姫路さん、松さん(関学助教)、秋松さん、濱部玲美、出口かなさん、まーさん、松田さん、熊谷さん(YOBI)、田中さん、白川れつさん(ライター)、細川さん(アートディレクター)、奥田さん(建築家/リモート参加)

当日の音源:
音源はこちら

プレゼンテーション
■混沌とつなぐ遊び場 〜これから創りたいものとその考え方〜

●人•動物・物との間柄、距離感はどこか一方的である
●能動的な関わり方とは→余白を残す編集を心がけることが大事だと感じている

 

影響を受けた教育『レッジョエミリアアプローチ』
•子どもたちの100の言葉
•小さい街のなかにある20以上の幼稚園が連携して学びの共有を行っている
•答えのない問題を解く人、それを記録する人に分かれて遊びながら学ぶ
•訪れた時の教育は『死』をテーマに子どもたちにとっての死の定義を導くプロセスを行なっていた
•大事なのは子どもたちの空間を作ること←日本で環境が作れなければこの教育方針を真似ることは作ることは難しい

実践
•昨日起こったことを新聞記事にする実験
•頭文字だけ与えてみんなストーリーをつなげる巨大絵本実験
-両親からのクレームを受けたこともあり、日本の教育方針の自由さ、柔軟さの壁を考えるキッカケに。
•料理人と行った食のプロセスを五感で感じる場を子どもたちに開く実験
-仕込み中に入ってきてもらう、それを見ながら子供達に思ったことを擬音語で発信してもらった動画
とプロセスで生まれた言葉の展示たち

投げかけ – 種 –
・アートと学び次世代のために混沌をつなぎ生活(咀嚼)に落とすことはできるか
・日本でそういった場を作るためにどういう場であれば適しているのか



ディスカッション
●カッコ()を開いていきたいという問いに、その必要がないと答えたのはなぜか??
→陰と陽の関係(人間の関係において)が混ざり合うことが面白いと思ったから無理に混じ合わせる必要があると思わない。
●混沌とは、価値観の違うモノ同士がまじること
●日本は島国で外国のような混ざり方がなかったからではないか
●レミさんは陽だけではなく、陰を持っているから陰との関係性を作るのがうまい
 ↑自身が表裏一体の要素を持っている・・・この仕事をするキッカケになったことは?
●障害を持つ人との関係にヒントがある
●子どもといるのが好きなのは欲のない存在といることによって受ける感情が好きだから
●子どもの教育として、根元(教材や方針)を知ることが大事なのでは
●『楽しそう!』と言われることが嬉しい=そう言ってもらえる仕事をしたい
●村上隆→メインストリームに乗ることが大事だと提言
●ピカソは自分で画商を招いて自分の絵のプレゼンをして有名になっていった経緯がある
●自身が楽しいことに注力をしてきたらお金がついてきた経緯がある
 そういったことを伝えていきたい
●カウンターカルチャーが好き
●幼稚園でクリエイティブなことを体験できる幼稚園だったので、その反応をみた親が子どもの可能性を見出して、習い事などをはじめた過去がある
●楽しいだけの環境は楽な方に流れていってしまうのではないか
●死も生の一部なので悲観的ではない
●日本はワインのような国で熟成されたことの素晴らしさがある。わびさびがわかるのは日本人だからこそである
●実は混沌ではなく、循環なのではないか。日常的に混沌(シャフル)されている
●放っておくことが大事
●子どもはいろんなことと溶け合っている
●咀嚼=学びあうってこと
●『食を通した混沌の場』の可能性
•シャッフルする=席をシャッフルさせることで驚き・面白さなどもあるのでは
•『キライ』を出し合ってみんなで話し合うことで『キライ』が『そんなにキライじゃないかも?』に変えるキッカケになるかも。